没レポ
マルシン工業製ガスガン CLINT-1 MAXI を検証する
ブツの出来が余りにも酷いんで写真は思いっきり手を抜いています。
期待していただけに筆者の怒りがモロに文章表現に表れています。


写真はマルシン(黒、即日売却済み)と実銃

初見:
やっと届いたCLINT-1。 モデルガンは機会が無くて買えなかったから嬉しいな。 刻印やリブも実銃通りに型変更したって話だし、結構楽しみ。 早速開封(ワクワク)...?! なんか小さくない、コレ? それに心なしか不恰好でメッキも安っぽいし、嫌な予感が...

各部比較:
正直しない方が良かったかも知れない。 でもそれじゃあ話が始まんないんで。

バレル&レシーバー
各部の長さやバランスが微妙に、と言うか結構違う。 外から見えるバレル部(下記、注1)は実銃と比べて短く、逆にレシーバー部が長く間延びしている。 全長も15mm程短く、またバレル径、レシーバー径、リブ幅共に実銃より一回り細い。

フロント・サイト
形状が6.5インチ・モデルと同じラウンド・タイプになっている。8.5インチ・モデルはマズル部で垂直に切り落とした形状なんだが。

   

イジェクション・ポート
結構いい加減。 と言うか、レシーバーの長さが狂っている為につじつまが合わなくなっている個所の一つ。 本来イジェクション・ポートはチャンバーと密接な位置関係にある為、計測はチャンバー側からするべき物。 が、マルシンは何故かレシーバー後端から採寸しているようで、結果的にポートがやたら後ろにある変なデザインとなっている。

マーキング
レシーバー横の刻印、大きさと字体はそこそこ忠実だがAMTのロゴがデカすぎ( 直径で約1.5倍)。 また位置も若干下で、銃口側から見て3時方向(真横)にマーキングの中心がある。 実銃はもう少し上、2時半位。 型抜きの関係上、刻印は中央に移動せざるを得なかったのかな。 あと、これはしょうがないんだろうけど、型で作り込んだ刻印なんで実物(電解放電)とは見た目が全然違う。

KSC、PC945のレーザー刻印が結構本物に近い。 が、その質をマルシンに求めるのは無理かな。

   

コッキング・ピース
モデルガン、エアーガン、ガスガン共通して言えるのはコッキング・ピースがどれも不恰好と言う事。 当然これも小さくて不恰好。 第一こんなに薄くて小さかったら実射の衝撃に耐えられないと思うんだが...

ハンマー
形状と角度が結構違う。 コッキング・ピース同様、オモチャっぽく見える原因の一つ。

リア・サイト
これもフロント同様、6.5インチ・モデルの寸法、位置関係のまま。 8.5インチ・モデルは通常より小型のサイトが、かなり前方に設けてあるんだが。

   

その他
・何故かフレーム前部の滑り止めグルーブが無い。 型修正の際に手を抜いたか?
・マガジンのサイズが小さい&長い。 まぁ普段は見えない部分だが。
・メッキの質がとてつもなく安っぽい。 もうちょっと何とかならんのか。

そして...
・リコイル・ロッドのネジ頭がダミーのマイナス・ネジで、しかも左右でズレている。

このガスガンで最も許せない部分。 いくらダミーだからって、マイナス・ネジで茶を濁すなよな。 しかも左右でズレてるし。 設計した奴よりも、その図面にそのままOK出した上司の無能ぶりが窺えて、日本が経済成長しない理由が分かった気がする。

 

計測値:
以下、主だった個所の計測値。 各数値上の差は僅かでも、それらが全て合わさると...

 

実銃

マルシン

バレル長 (注1) 185.0mm 171.0mm
バレル外径 (銃口部) φ17.7mm φ17.4mm
バレル内径 (口径) φ10.8mm φ10.6mm
ライフリング 8本 6本
レシーバー長 135.5mm 138.0mm
レシーバー径 φ29.4mm φ24.5mm
イジェクション・ポート全長 55.5mm 53.0mm
イジェクション・ポート位置 46.0mm 56.0mm レシーバー先端より
バレル上部、反射防止板の幅 11.8mm 10.7mm
バレル上部、反射防止板の溝 10本 11本

注1、オートマチック・ピストルのバレル長は本来チャンバーを含んだ長さで計測します。 つまりオートマグの場合、6.5”や8.5”と言った表記は銃身先端(銃口部)からチャンバー後端(外からは見えません)までの長さになります。 が、ここでは視覚的に判り易いように、銃の外側から見てバレルに見える部分(銃先端からレシーバー基部まで)の長さのみを計測対象とします。

 

寸評=酷評:
デザイン
違う、違いすぎる... 各部形状のバランスが悪く、Clint-1本来のスラッとした印象が感じられない。 かと言って6.5インチ・モデルのような「重厚感」がある訳でもなく、更に仕上げも非常に安っぽい。 加工も手抜き。5段階評価で2。

機能
トイガン各社思考を凝らして値段なりに良い物、革新的な物を作っている中で、このメーカーだけは「手軽な商売」をしているね。 何一つ目新しい物は無く、機能的には10年前のガスガンと変わらない。 5段階評価で最低の1。

総評
コレは新人研修の素材でしょうか? マルシンはこの程度のメーカーだったのね。 ここの製品はもう買わない。 無理して金属性モデルガン買わなくて良かった。

心の呟き:
 KSCがブローバックモデルとして作ってくれないかなぁ... 採寸とか全面的に協力するんだけどなぁ...