Photo: 1/23/2004  写真をクリックすると拡大表示します。
-仮更新。 写真は追って追加、文章も加筆予定。-

憧れ
子供の頃、漫画や刑事ドラマ(太陽にほえろ、西部警察、他)を見ては、自分のモデルガンに実銃の面影を重ねてイメージの世界に浸っていたものだ。 当時、まさか自分がアメリカに移り住んで、ましてや実銃のオーナーになろうとは考えてもいなかった。 いや、正確に言うと夢に見てはいたが、当時の環境下では「宇宙旅行に行く」に等しい世界だった...

で、時は流れて1998年、アメリカに来て一通り生活も落ち着いて、最初に買った銃がこのS&W M29だった。 それまで行きつけのシューティング・レンジの中古コーナーの片隅に、ひっそりとそれは置いてあった。 20世紀も終わりに近く、人々の関心は9mm等の小口径、多弾数へと移っており、44Magnum、それもリボルバーとなると通常のガン・ショップでは肩身が狭かったらしい。


正直、この銃を買うまではM29は一種類の銃だと思っていた。 親切にもその当時のレンジ・マスターが、自分の買ったM29と当時現行のM29の違いを現物比較して説明してくれた。

   
バレル・ピン、バレルの最終固定用 / シリンダー・リセス(窪み、抉り)

ピン・バレル、リセスド・シリンダー、機械加工と職人の手による手仕上げ加工の差... 正に別物、完全に違う銃だった。 偶然に銃を買おうと思い立って、たまたま覘いたショー・ケースにひっそりと置いてあった由緒正しい古き良き時代の銃。 実に奇妙な縁であった。

実用品
例えどんな希少品であっても、使わなければ物としての価値は失われる。 ましてここはアメリカ。 銃は純粋に道具であり、猟や護身や治安維持、はたまた犯罪と、目的はともかく実際に使う為に存在する。 よってこの銃も「撃つ」為に買って、「撃」つ事に使用する。

2004年を迎え、所有する銃の数が二桁超えた今現在でも、このM29が最も累計射撃数が多く、そして最も信頼する銃である事に変わりは無い。 これはきっと初期型か二型のM29、6.5インチ・モデルが手に入るまでは変わらないだろう。 (8 3/8インチ・バレルはデカくて実用性に欠けるのが難点。)


やはりしっかりと造られた物には大量生産品では得られない「何か」があるような気がする。 俺から言わせるとGLOCKやSIGは所詮使い捨ての消耗品だし、ルガーなんて語るにも値しないB級品。 生き物(人間含む)の生命を奪う為に作られた道具だからこそ、魂が入っていない物は許せない、ってところか。

さぁて、今年もバリバリ撃つか。 撃ちすぎでフレームがくたびれて来た感があるのが心配だけど、それでもし壊れても銃も天寿を全うした訳だから本望でしょう。 撃っている獲物が「紙」ってのがちょっと何だけど。


フレーム上部、バレル基部辺り。 シリンダーとバレルのギャップからのガス圧で削られているフレーム。 ハイパワー・リボルバーには宿命らしいが、何とかならんものか。

 

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