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14年式拳銃(南部T−14):

と言っても今回は銃の話ではありません。 弾の話。 つい一ヶ月ほど前、とある方面より南部式の弾について問い合わせを受けました。 元々軍用銃は嫌いなんで気にも留めたことも無かったんですが、日本では14年式拳銃のガスガンも出て流行って?いるようなので調べてみました。

で、いざ探してみると中々無いんですよ、南部式の弾。 この広いアメリカでも今現在実包を製造しているのは一社か二社(しかも不定期)、当然名も知らぬ小さいメーカーで、おまけに値段も(@_@)な状態。 そもそもその弾を撃てる銃を持っていないのにプレミアム弾買うのは何なんで実銃系のオークションを物色すると... ありました。 実包2発、元箱付きが。 (それでも結構な値段がしたんですが、超プレミア弾を箱買いするよりはマシなんで購入。)

上の写真のブツがそれです。 パッケージからして良い感じしてます。 軍艦マーチが響いてきそうな。 (♪出ます出します出させます、本日も出玉出血大サービス、娯楽の殿堂...♪)

箱には↓と書いてあります。

8mm Jap Nambu
102 Grain FMJ
Non-Corrosive Boxer Primed
Old Western Scrounger, Montague, Ca

 

カートリッジ:

実包なんでもちろん十分な殺傷能力を持っているんですが、44Magnumや500S&Wに慣れきった最近では非常に頼りなく見えます。

薬莢はあたりまえ?ですが旧日本軍製ではなくアメリカで戦後に再販された物で、8MM NAMBU OWS となっています。 OWSと入っているので弾のメーカー=ケースの製造(委託)元のようです。


左: プライマー付き / 右: プライマー除去後

 

中の具:

バラして見ます。 説明は不要と思いますが、弾頭、薬莢、プライマー、そして火薬となります。

Bullet: 実測 107.5 Gr. (公称 102 Gr.)
Powder: 5.1 Gr.
Brass: 79.2 Gr.
Primer: 3.5 Gr. 

ふーむ、弾頭の重さが公称値とは結構違いますね。 これだけ違うと誤差の範囲とはちょっと言い難いかな。 ま、拳銃弾だからそんなに問題になる事は無いでしょうけど。


おまけ:

時期を同じくして、ごく少量ながら戦時中のものと思われる弾も手に入りましたので写真を。 売主曰く中央のMPLS刻印及び右の刻印無し共に旧日本軍の物だそうです。 プライマーの形状が現行とは違う(平らじゃない)から古いのは分かるんですけど、本当かなぁ?(※下に訂正) 戦時中の日本軍が横文字でヘッドスタンプ入れるかなぁ?? 右の無印はクリンプ方式も違う(外周3点でカシメてある。 ケース先端の丸い凹みがそれ)ので信憑性がありますが。

   
左からOWS / MPLS / 無印(恐らく旧日本軍製)

最後に本末転倒で何ですが、最近14年式拳銃の購入を検討しています。 $300位でガンショーに転がってたら買っちゃいそう。 そしてそれをベースにバリバリのカスタム化を... 怒られるかな?

 

1/3/2005 訂正:
MPLSはアメリカ、B&E社がおよそ1949年−1952年にかけて製造、販売した弾薬で、MPLSは工場のあったMinneapolisの意味だそうです。


おまけ その2: 9/27/2004 Update

いや、なに、ね... たまたまガン・ショーで見かけて、値段が高めだけども一応考慮出来る範囲内だったし... FFL使って即日持ち帰り出来たし... 何となく、ね...

と言う訳で、最初に弾買って、次にリローディング用のダイ買って、最後に銃を買うと言う本末転倒をやっちゃいました。 後期型です。 黒染めの方式が違うせいか、物凄く鉄臭い銃です。 ちょっと触っただけでも手が「鉄の匂い」でいっぱいになります。 丁度錆付いた水道管やスコップを触った様に。

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